前立腺がんの治療期間短縮のお知らせ
2023.01.11
大阪陽子線クリニックでは、金属マーカー・スペーサー(放射線治療用合成吸収性材料)の留置により、短時間かつ正確に位置を把握し、前立腺と直腸を遠ざけ副作用の低減を図っていることから、1回線量を上げ照射回数を減少させた治療を1月より開始しました。
従来は治療回数が20もしくは21回と約1カ月間の期間を設けており、月〜金曜日(祝日除く)まで毎日通院する必要がありましたが、この度の短縮で治療回数が7回(2週間+1日)となり、月・水・金(祝日除く)の週3回となりますので、通院の負担がさらに軽減されました。今後も患者さまファーストを追求し、安全で快適な治療環境をお届けしていきます。
表1)前立腺がんにおける治療期間の経緯
開始 | 治療期間 | 照射回数 |
2017年8月(開院)〜 |
週5回×8週間(約2ヶ月) |
37もしくは39回 |
2019年1月〜 |
週5回×4週間(約1ヶ月) |
20もしくは21回 |
2023年1月〜 |
週3回×2週間+1日 |
7回 |
●適応症例
限局性及び局所進行性前立腺がん(転移を有するものを除く)