院長ご挨拶
Message from the Director
X線治療の完成型といわれるコンピュータを駆使した強度変調放射線治療(IMRT)はすぐれた放射線治療です。しかしながら、強い透過性をもつX線では、IMRTの技術をもちいても治療が不可能な腫瘍があります。この限界を突破する放射線治療が、腫瘍の位置で止まる性質をもつ陽子線治療です。この陽子線治療でなければ治療が不可能な腫瘍があります。
放射線治療は、体への負担が軽く、通常の日常生活を続けながら治療が可能です。陽子線治療は先進医療のイメージが強いですが、段階的に保険適用となる疾患が拡大されており、今後の普及が期待されています。
このたび、大阪という利便性の良い環境で、より多くの方に陽子線治療をがん治療の選択肢の一つとしてご検討いただくことができるようになりました。
大阪陽子線クリニック
院長 山本 道法
経歴
岡山大学医学部医学科 1987年卒業。博士(医学)
- 1987年 岡山大学医学部附属病院 放射線科 勤務
- 1994年 癌研究会附属病院 勤務
- 1995年 東京医科歯科大学附属病院(小線源治療) 勤務
- 2015年 兵庫県立粒子線医療センター 勤務
- 2017年 大阪陽子線クリニック 院長 就任
日本医学放射線学会(放射線科専門医)、第一種放射線取扱主任者