理事長ご挨拶

Message from the President

日本人の死因第1位が癌である事は言うまでもなく、今後も同じ状況が続くと考えられます。

癌治療は、かつての大きく開胸開腹して癌を根こそぎ取るという拡大手術から腹腔鏡、胸腔鏡、内視鏡手術など「低侵襲手術」へと移行しています。さらにガンマナイフ、サイバーナイフ、IMRT(強度変調放射線治療)などの「放射線治療」、分子標的薬などの「化学療法」の進歩も著しく、固形癌の治療は手術だけではなくなってきています。現在、固形癌治療のファーストチョイスは日本では多くが「手術」ですが、欧米では「放射線治療」が主流となっているようです。

患者様にとって「低侵襲」・「切らない」ということは、治療選択の基準である「治る」という価値に次ぐものとなってきています。先進的で低侵襲な放射線治療である「陽子線治療」は、そういった患者様へのニーズにお答えできるものと考えています。

この度、我々医療法人伯鳳会では、大阪市此花区に最新の陽子線治療装置とIMRT装置を備えた「医療法人伯鳳会 大阪陽子線クリニック」を開設させて頂くことになりました。この施設により「陽子線治療」が、癌治療を検討する上での選択肢の一つのなり、大阪地域でがん疾患にお悩みの患者様の一助となれるよう努めてまいります。

医療法人伯鳳会
理事長 古城 資久

医療法人伯鳳会 理事長 古城 資久

経歴

日本大学医学部 1984年卒業。博士(医学)

  • 1958年 岡山県生まれ。
  • 1984年 日本大学医学部卒業
  • 同年岡山大学第二外科に入局。その後、坂出市立病院、国立岡山病院、倉敷第一病院を経て93年医療法人伯鳳会赤穂中央病院に勤務。
  • 2001年 医療法人伯鳳会赤穂中央病院理事長に就任し、現在にいたる。

医学博士・日本外科学会認定登録医・日本体育協会認定スポーツドクター・日本医師会認定産業医