⚫️睡眠時無呼吸症候群の診断と治療⚫️
・睡眠時無呼吸症候群の診断
睡眠時無呼吸症候群とは眠っている間に呼吸が一時的に止まる病気です。十分な睡眠が取れていないことから高血圧症や心疾患など生活習慣病になったり、昼間の眠気により交通事故を起こしたりすることが問題視されている病気です。
また、夜間のいびきや昼間のどうしようもない眠気などの症状は、睡眠時無呼吸症候群が疑われます。
当科では睡眠中に何回息が止まって、トータル何時間息が止まっているかを測定する、終夜ポリグラフ検査を実施しております。1泊入院または在宅での検査を選択することができます。
在宅検査は装置を自宅に持ち帰りご自身で装着していただけます。
入院の必要がなく簡単に装着ができ、普段通りの睡眠が測定できます。1泊入院では機器の装着を担当技師が行う為、ご自身での装着が不安な方は入院での検査をおすすめします。
お気軽に御相談ください。
・睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療法
CPAP(シーパップ)療法とは?
重度の睡眠時無呼吸症候群の治療にはCPAPが第一選択となります。
CPAP療法は、睡眠中に鼻に装着したマスクから、圧力をかけた空気を送り込むことで、気道を広げ、無呼吸やいびきを防止する治療法です。
CPAP療法の仕組み
睡眠時無呼吸症候群の方は、睡眠中に喉の筋肉が緩み、気道が狭くなったり塞がったりすることで、呼吸が止まってしまいます。CPAP療法では、専用の装置からホースを通してマスクに空気が送られ、気道に圧力をかけることで、気道が塞がるのを防ぎます。
CPAP療法の効果
CPAP療法を適切に行うことで、以下のような効果が期待できます。
• 睡眠中の無呼吸やいびきの減少
• 睡眠の質の改善
• 日中の眠気や疲労感の軽減
• 高血圧や心血管疾患などの合併症のリスク低減
〜 検査から治療開始まで入院なしで完結〜
以前までは検査から機械を使い始めるまでに2回の入院を必要としていましたが、自宅での検査が選択可能になり、より普段の睡眠に近い環境での検査が可能になりました。
【従来の流れ】
【現在】
〜サポート体制について〜
当院では毎月、 患者さんのCPAPの使用状況をモニタリングし、最適な処方やマスクで無呼吸を治療することはもちろん、快適に使っていただくための様々なアドバイスを行う体制を構築しています。
〜オンライン診療について〜
ご自宅に居ながら,仕事の合間にビデオ通話等で受診が可能です。
離れていながら、データの解析,使用状況の確認を行い、日々の使用をサポート致します。拘束時間は30分程度で受付や会計が不要です。ご自分の時間を過ごしながら受診開始の着信をお待ちいただくことが出来ますので、通常受診に比較して待ち時間が短く感じます。
※治療が落ち着いている方に限ります。
※3ヶ月に1度 対面にて診療が必要です。