特色

消化管出血や総胆管結石などの緊急対応、血液疾患に加え消化器癌に対する化学療法や緩和を積極的に行います。

対象疾患

消化器内視鏡

　消化器内視鏡は苦痛なく楽に行える胃内視鏡検査、大腸内視鏡検査、膵胆管内視鏡検査などを行います。以前から総胆管結石の内視鏡的治療や胆管狭窄に対するステント留置、大腸ポリープの切除は行っていましたが４年前から粘膜下層切開剥離術（ＥＳＤ）による早期胃癌の内視鏡的治療を開始しました。以前では外科的切除を必要とした疾患も内科で治療できるようになりました。

肝臓疾患

　肝臓疾患は血液生化学検査をはじめ、超音波検査、CT、MRIによる画像検査に診断を行っています。慢性肝疾患に対する生活指導、ウイルス性肝炎に対する抗ウイルス療法を行うことで、肝硬変への進行を予防します。
　定期的に各種画像検査を行い、腫瘍の早期診断に努めています。腫瘍性疾患に対しては、放射線科と協力し、腹部血管造影による診断、さらにはカテーテルによる腫瘍塞栓治療、経皮的ラジオ波焼灼術を行っています。
　外科と協力し、肝切除、肝動脈カテーテルからの化学療法など集学的治療を行っています。

呼吸器疾患

　塵肺などの慢性呼吸器疾患の管理や、喘息の治療に尽力しています。 慢性呼吸器疾患の患者様に呼吸器リハビリテーション、在宅酸素療法など幅広く行っています。
　喘息には従来から吸入ステロイドを中心とした治療を行ってきましたが、吸入ステロイドと長時間作動型の気管支拡張薬の合剤の吸入薬を用いてよりシンプルな治療で喘息症状のない日常生活を送っていただけるよう取り組んでいます。

リウマチ膠原病

　リウマチ膠原病は同じ診断名でも患者様により病気の活動性が違い、侵される臓器もその障害の程度も社会背景も様々です。
　難治性疾患が多いこの分野では抗リウマチ剤やステロイドなど、副作用の多い薬を使用せざるを得ないことが多いのですが、出来る限り副作用を最小限に留めるよう考慮すると共に新しい薬（サイトカイン治療など）も常に視野に入れながら診療に取り組んでいます。

糖尿病

　糖尿病専門医および糖尿病療養指導師の資格をもつ看護師、栄養士、薬剤師、検査技師、理学療法士が糖尿病診療チームを作り、患者様に指導すると共に検査を行い、その結果の説明を行います。糖尿病状態、合併症について重症度を診断し、患者様にあった治療方針をたて、各専門職が協力して治療に当たらせていただきます。また眼科、循環器科、歯科口腔外科の協力をえて診療に当たっています。

血液疾患

　日本血液学会認定血液研修施設として２人の専門医を含む３人が協力し血液疾患全般にわたり診療を行っています。特に、２床の無菌室を有し白血病や悪性リンパ腫・多発性骨髄腫などの造血器悪性疾患に対し最新の化学療法を行っています。また近畿圏や中国地域の高次病院と連携し造血細胞移植などの先進医療にも対応しています。

腎疾患

　腎疾患では食、生活の指導と共に各種薬物療法を行います。病状の進まれた患者様には、心臓血管外科と協力し、血液透析や腹膜透析を行っています。また状態の不安定な患者様、他に大きな合併症のある患者様には持続式緩除血液透析浄化法を導入し、よい治療成績を上げています。

呼吸器

呼吸器科については、専用ページを御覧ください。

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