令和元年8月24日(土)、東京曳舟病院にてテロを想定した災害訓練を行いました。2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催まで1年を切りました。大規模イベント時に多数傷病者が発生する災害を想定し、「東武鉄道曳舟駅で化学物質を用いた列車テロ」を基盤とした訓練を、警察・消防・東武鉄道・地元医師会・自治会・東京曳舟病院職員・伯鳳会グループ職員を含む多職種と連携して取り組みました。
訓練当日の15時、東武鉄道 曳舟駅構内・亀戸線ホームにて爆発事故が発生したことを想定して、駅構内・東京曳舟病院にて災害対策本部を設置しました。除染テントの開設や、防護服を着た隊員の突入などを実際に行い、様々なシーンを想定した訓練となりました。
化学物質を用いたテロは近年多くみられ、核や放射能といった目に見えない物質とも向き合っていかなければなりません。今回の訓練では、通常のトリアージだけでなく、除染も含めた対応がキーポイントとなりました。東京消防庁に設置されている「化学機動中隊」の車両も訓練に参加して頂き、除染の流れについても実際に学ぶことができました。
伯鳳会グループは、今後も地域災害に取り組む体制を作り、連携を密に図って災害対応力の強化・地域防災力の向上を図っていきます。
実際に駅ホームを使用した訓練を行いました
地域の方にも訓練に参加して頂きました
東京消防庁の化学機動中隊の車両